■ 製造の流れ
● 受注および金型設計 | |
新規製品の場合など、顧客からの要求を満たすためのプレス金型を設計します。粉末成形では、焼結後に収縮することを考慮に入れた金型を設計します。 | |
<CADによる製図例> |
● 粉末購入および測定 | |
要求に合った粉末を購入します。試作品や開発品の場合には支給された粉末を使うこともあります。この場合、粉末がどのような特性かをさまざまな測定器で調べます。 | |
<ガラス密度・粉末粒度・熱分析の例> |
● 粉末処理 | |
粉末を製品に合わせて処理を行います。通常の粉末はバインダーと呼ばれる結合材を混ぜてプレス成形しやすくします。これを顆粒と呼びます。 | |
<粉末の外観と拡大イメージ> | |
<顆粒の外観と拡大イメージ(青がガラス、オレンジがバインダー)> |
● 粉末成形 | |
製品図面を基に金型や成形条件を決定し、製品に合わせて作られた顆粒をプレスで成形します。バインダーにより形状を保っている状態です。 | |
<成形品の外観と拡大イメージ(顆粒が潰れて隙間がほとんどなくなっています)> |
● 焼結 | |
高温の炉によりバインダーを揮発させ、さらに高温にすることによりガラスの粒子同士をくっつけます。 | |
<焼結品の外観と拡大イメージ(ガラス粒子がくっつき隙間がほとんどなくなっています)> |
● 検査・出荷 | |
ガラス焼結品は成形時の圧力や、焼結時の温度、時間によって寸法が変わってきます。最終的に検査を行い、梱包、出荷します。 | |
※上記の説明は流れを示したもので、同一製品ではありません。 |